統合医療と西洋医学
2008年08月05日
今日の医療現場で注目を集めている統合医療は、現在主体となっている西洋医療に相補・代替医療を効果的に組み込んだ医療です。
日本の医療は、明治以降より西洋医学に則ったものです。
医療の中心は西洋医学であり、現在の日本人の寿命が世界有数レベルの長寿になったのも、西洋医学による治療が進められてきたからです。
西洋医学では、生理学や解剖学に基づいて病気の解明を行い、患者を診察後、投薬や手術などをして病気の治療に当たります。
ですから、急性期の疾病や外傷、感染症などの治療には即効性があり、科学的根拠による医療となっていますので、ある程度の効果の予測ができ、大事に至らずに済ませられるという利点があります。
しかし、東洋医学に代表される伝統医療と西洋医学を比較した時、西洋医学の歴史は浅く、病気の治療法についても、薬剤や手術・放射線などを使用しますので、体への副作用や後遺症があり、医療費も高額になりがちだという難点があります。
それに加えて、最近では医療トラブルによる医療訴訟も多く、常に問題を抱えている状態です。
欧米諸国では既に、国が率先して代替医療に関する研究や調査を進めており、国民の間にも漢方やハーブ、サプリメントなどの利用による健康維持や治療が浸透していますので、近年では日本でも代替医療について注目が集まり始めています。
代替医療を特集したメディアも多く作られていますが、代替医療の種類やそのメリットについて書かれている記事はともかく、代替医療の良い点ばかりを強調して西洋医学を排除しようとする記事については疑問が残ります。
大事なのは、西洋医学との組み合わせです。
今の医療現場は西洋医学のもとに成立したものですので、西洋医学を否定することはできません。
統合医療では、西洋医学と代替医療のどちらを偏重することもなく、一人ひとりに合った最適な医療法を考えなくてはなりません。
統合医療がこれからの医療現場で定着することが、人々の健康を守ることになるのです。
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2008年08月05日
カテゴリー:統合医療の基礎




