東洋医学と漢方:統合医療の知識

東洋医学と漢方

2008年07月24日

最近、日本の医療現場でも統合医療を導入しているところが徐々に増えてきています。
統合医療とは、西洋医学と数多くの代替医療の中から医療の分野に関係なくその人に合った医療法を組み合わせて治療することです。

代替医療には様々なものがありますが、その中で最も知名度が高いのは漢方でしょう。

漢方とは、数千年もの歴史を持つ中国の伝統医学が、朝鮮半島を渡って6世紀頃に日本に伝来した後、独自に進化した伝統医療です。
鍼や灸、漢方薬などを使用して身体のバランスを整え、人間に本来備わっている自然治癒力を高めて身体の不調を治していきますが、患者個人の体調や体質に合わせた治療を行いますので、病状が同じだからと言って、全く同じ治療をすることはありません。

日本の医療界は、明治以降は西洋医学を中心にして発展してきましたが、それ以前は漢方などの伝統医療が主流でした。
西洋医学が入ってくると同時に漢方は廃れ始め、医学教育からも排除されましたが、民間による漢方の需要はなくならなかったため、西洋医学とは別に存在し、民間での治療は続けられていました。

しかし最近になってまた漢方の重要性が唱えられ始められると、漢方についての研究が盛んになり、西洋医学では解決しきれない病状に対処できる治療として認められています。
現在の漢方は、医学教育の講義にも登場し、漢方薬を使用する医師も多く、更にはがんの治療において、西洋医学と合わせた統合医療によって用いられています。

日本の医療問題の一つである生活習慣病やメタボリックシンドロームの改善においても、漢方は統合医療として無くてはならない重要な働きをしてくれるものと期待されていますので、今後ともますます発展していくことと思われます。

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2008年07月24日

カテゴリー:統合医療の基礎