フコイダン:統合医療の知識

フコイダン

2008年07月10日

がん治療に統合医療が重要な意味合いを持っている・・・ということは別項でお話ししましたが、それには硫酸化多糖類であるフコイダンが深く関わっています。

硫酸化多糖類とは多糖類の一種で、ワカメや昆布、もずくなどの海藻類にみられるヌルヌルとした成分のことで、摂取すれば身体に次のような効果を与えます。

● 抗腫瘍作用    ● 肝機能向上作用
● 抗ウィルス作用  ● 抗アレルギー作用
● 抗糖尿病作用   ● 胃潰瘍治癒促進作用
● 血液凝固阻止作用 ● コレステロール低下作用

また、日本癌学会ではフコイダンのがんに対するアポトーシス作用を発表しており、それだけでなく免疫力強化作用や血液新生抑制作用などの働きもありますので、がん以外にも胃潰瘍や慢性肝炎、高血圧、糖尿病、アトピー性皮膚炎、ヘルペスなど多くの病気の治療に効果があるとして研究が進められています。

【 フコイダンとアポトーシス作用の関係とは? 】
アポトーシスとは、細胞が自然に死んでしまうような正常な代謝のことで、フコイダンはより良い状態をつくり出すために、がん細胞の自然死を引き起こす働きがあります。

●免疫力強化作用
身体の免疫力を向上させる作用のことです。

● 血液新生抑制作用
がん細胞は、勝手に血管を作って体内の血管とつなぎ、そこから体内の栄養を補給してがん細胞を増やし、体内の血管を通して他の場所に転移していきますが、このがん細胞が勝手に作った血管のことを「新生血管」と言います。
フコイダンは、がん細胞が新生血管を作り出すのを抑制する作用を持っていますので、がんの進行を抑制し、治療効果を高めます。

このように、フコイダンの持つ効果を治療に組み込むと、がん細胞の増加や働きを抑制し、免疫力強化によって抗がん剤や放射線による副作用をできるだけ抑えますので、化学的療法による身体のダメージを軽減させる効果が期待できます。

フコイダンの利用研究は進められていますので、サプリメントや健康食品、健康飲料などが製品化されており、また飲み薬も治療で用いられていますので、既に一部のがん治療に対する統合医療の中ではその重要性を認められていると言ってもいいでしょう。

ただ、フコイダンのがん細胞に対する働きは、医学的メカニズムで全てを解明できているわけではなく研究段階の途中です。
しかし、今後フコイダンの持つパワーががんやその他の病気に確実に良い影響を与えることが証明されれば、統合医療としてフコイダンがますます役立つものと思われます。

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2008年07月10日

カテゴリー:統合医療とがん治療