アルツハイマー病で受診するには
今まで、アルツハイマー病や認知症の疑いがある時には、なるべく早く受診した方がいいとお話ししてきましたが、どの病院に行けばいいのかわからない人もいるのではないでしょうか。
アルツハイマー病や認知症を専門としている医師は、神経科、神経内科、精神神経科、老年科などにおり、「もの忘れ外来」としている病院もあります。
もしも今までにかかりつけ医がいるのでしたら、そちらをまず受診し、そこで専門医への紹介状を書いてもらって専門医を訪れると良いでしょう。
しかし、かかりつけ医がいない場合やどの病院に行けばいいのかわからない場合は、各都道府県に設置されている保健所や高齢者総合相談センター(シルバー110番)に問い合わせてみると良いでしょう。
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物忘れ外来で受診
現在、日本社会全体の高齢化が進んでおり、厚生労働省が5年に1度発表する2006年の完全生命表によると、65歳以上の人口は全体の20.8%を占めており、平均寿命は男性が78.56歳、女性が85.52歳となっています。
また、別の統計では、85歳以上の人の3~4人に1人の割合で認知症を患っているという結果も出ています。
アルツハイマー病や認知症では、行き慣れた道で迷ったり、物忘れがひどくなるなどの初期症状が現れますので、この時点で本人または家族が気付き、受診することが大切です。
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軽度認知障害とは
アルツハイマー病ととても深い関わりを持つ病気に「軽度認知障害(MCI)」というものがあります。
軽度認知障害とは、認知機能が正常域を超えてはいるが、認知症と診断するほどではないというものです。
つまり、記憶力は低下しているが、他の認知機能障害はあらわれておらず、日常生活にも支障をきたしていないという状態のことです。
軽度認知障害の約1割の人が、3年後には認知症に移行していくとも言われており、軽度認知障害はアルツハイマー病の前兆でもありますので、ここでアルツハイマーだと判明してすぐに治療できれば、アルツハイマー病の進行を遅らせる効果も大きくなります。
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アルツハイマーの画像診断(CTとMRI)
アルツハイマー病の治療薬は早期治療によって効果があるものですので、アルツハイマー病が発病する前に診断できる画像検査はとても重要な存在となっています。
アルツハイマー病での画像診断は、CTとMRIによって行われます。
【 CTについて 】
CTとはコンピューター断層撮影のことで、X線で身体を輪切りのようにして撮影を行い、それをコンピューター処理によって映像化します。
身体の周りを検出器が回りながら撮影を行いますが、コンピューターで処理することによって、撮影された脳内や骨、臓器などを立体的な映像で見ることができます。
この撮影で、脳内出血や脳腫瘍・脳内のケガの有無を確認することができ、認知症の場合はアルツハイマー型認知症なのか脳血管性認知症なのかを確認することができます。
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アルツハイマーの画像診断(PET)
CT(コンピューター断層撮影)やMRI(磁気共鳴画像検査)の開発により、画像診断での重要性が著しく向上し、多くの病気の診断に利用されています。
しかし、CTやMRIなどの画像診断装置は、形態的な変化を見るための装置ですから、形態的な変化が現れていない場合に診断することは不可能です。
一般的に、病気において形態的な変化よりも先に現れるのは、機能的な変化です。
機能的な変化を確認できるものに、PET(ポジトロン断層撮影法)という装置があります。
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アルツハイマーの画像診断(脳血流シンチ[SPECT])
アルツハイマー病や認知症など脳の病気においては、機能的な異常のほうが、形状的な異常よりも先に現れることがありますので、初期症状が現れた時点での機能的な異常の有無を確認するために、脳血流シンチ(SPECT)という検査を行うことがあります。
脳血流シンチの検査方法は、脳内の血流を映し出させるために、静脈注射を用いて放射性医薬品(微量の放射線を放出する薬剤)を体内に入れ、ガンマカメラによって血流と共に脳内に集まってきた薬剤を撮像し、脳の血流の状態や分布を、コンピューター処理によって画像で表すものです。
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