アルツハイマー病の症状の進行:アルツハイマー病の初期症状と予防

アルツハイマー病の症状の進行

アルツハイマー病の症状の段階は次のようになっています。

● アルツハイマー病の前兆(軽度認知障害)
知的能力が低下する2~3年くらい前から起こる前触れ的な症状です。
抑うつ状態や不安感、睡眠障害、幻視妄想、自己中心的になったり頑固になるなどの軽い人格変化、物忘れなどが見られますが、日常生活には支障がない程度であり、車の運転やお金の計算などは普通にできますので、見過ごされることが多いようです。

● アルツハイマー病の第一期
アルツハイマーの第一期は健忘期とも言われており、大脳皮質全体にわたって機能が衰え始めていく時期となりますので、軽い物忘れの度合いを超えるようになってきます。
具体的には健忘症状の他に、多動、徘徊、通い慣れた道に迷うなどの空間的見当識障害などがみられます。

● アルツハイマー病の第二期
混乱期と言われるもので、大脳皮質の委縮が進み、初期に見られていた症状がよりひどくなり、会話を交わすことさえ難しくなってきます。
言われている言葉の意味を理解し難かったり意味のある言葉が出てこなかったりする「失語」、目には映っていても見えていることが認識できていない「失認」、やり方が頭でわかっていてもそれができない「失行」、高度の知的障害などの症状が現れます。
また、身体がスムーズな動きをできなくなる(錐体外路症状)ことから、同じような症状のパーキンソン病と間違えられることもあります。

● アルツハイマー病の第三期
第三期は臥床期と呼ばれ、その名の通り寝たきりの状態になり、痴呆の末期となります。
言葉が失われ、拒食や過食、失禁、けいれん、反復運動などが見られ、1人では何もできなくなるため、生活全般において常に介護の手が必要な状態となります。

高齢化社会は介護期間の長期化をもたらしましたが、それによって、介護者の高齢化など考えなくてはならない問題が多く浮上してきました。
今や介護問題は家庭内の問題ではなく、社会全体で考えなくてはならない問題です。

アルツハイマーは初期のうちに治療を行えば進行を止められます。
アルツハイマーの診断後、2~5年経過すると感染症などによって亡くなるとも言われておりますので、初期症状が出たら速やかに受診して治療を受けましょう。

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