アルツハイマー病の初期症状:アルツハイマー病の初期症状と予防

アルツハイマー病とは

アルツハイマー病とは、1905年にドイツの病理学者であるアルツハイマーによって最初に報告された大脳の委縮性疾患であり、進行とともに痴呆、失語、失認、失行などの症状が見られる病気です。

アルツハイマー病は進行性の記憶障害であり、最初のうちは本人や家族が気付かない程度のめまいや頭痛などが起こりますが、日常的に起こる症状ですので受診する人も少なく、この段階でアルツハイマー病と診断される人は殆どいません。
しかし、次のような初期症状が起これば、一度受診をしてみましょう。

・ 自己中心的で頑固になった
・ 理由の無い不安感にかられる
・ 抑うつ状態になる
・ 睡眠障害になる
・ 幻視や妄想が重なる
・ 人や物の名前がすぐに出てこない
・ 新しいことを覚えることができない
・ 物の置き場所をすぐに忘れる
・ いつもしているはずのことがスムーズにできなくなる
  (行き慣れた道で迷う、調理手順を間違えたり忘れたりする、駅で行き先への切符が買うことができない、何度も同じことを尋ねてしまう)

アルツハイマー病の初期症状

アルツハイマー病や認知症では、物忘れなど記憶力の低下についてがよくクローズアップされていますが、その他にも多くの初期症状があらわれます。
次のような初期症状があらわれた場合には、一度病院で受診してみることをお勧めします。

● 通い慣れている道で迷う
● 何かにつけ疑い深くなる
● 同じことを何度もたずねたり、言ったりする
● 物事への興味や関心を失う
● 物の置き場所や片付けた場所などをすぐに忘れることが多くなる
● 物の名前を思い出せなくなる
● 日にちや時間の感覚が曖昧になる
● ちょっとしたことですぐに怒り出す
● 飲み忘れや、多く飲み過ぎるなど、薬の管理ができなくなる
● 身だしなみに無頓着になり、だらしなくなる
● 今までしていた日課などをしなくなる
● テレビドラマを見ていても、内容が理解できなくなる
● ガスの元栓や水道の蛇口などの締め忘れが多くなる
● 簡単な計算ミスをすることが多くなる
● お金や財布の置き場所を忘れ、「盗まれた」などといって騒ぐ
● 夜中に起き出して騒ぎだす

アルツハイマー病の症状の進行

アルツハイマー病の症状の段階は次のようになっています。

● アルツハイマー病の前兆(軽度認知障害)
知的能力が低下する2~3年くらい前から起こる前触れ的な症状です。
抑うつ状態や不安感、睡眠障害、幻視妄想、自己中心的になったり頑固になるなどの軽い人格変化、物忘れなどが見られますが、日常生活には支障がない程度であり、車の運転やお金の計算などは普通にできますので、見過ごされることが多いようです。

● アルツハイマー病の第一期
アルツハイマーの第一期は健忘期とも言われており、大脳皮質全体にわたって機能が衰え始めていく時期となりますので、軽い物忘れの度合いを超えるようになってきます。
具体的には健忘症状の他に、多動、徘徊、通い慣れた道に迷うなどの空間的見当識障害などがみられます。