アルツハイマー病の患者への接し方(出会い、ゆとり):アルツハイマー病の初期症状と予防


ご家庭の様々な不安から、ご家族を守ります。

アルツハイマー病の患者への接し方(出会い、ゆとり)

家族の中にアルツハイマー病患者がいる場合の接し方についてのお話を続けます。

● 良い影響を与える刺激に出会う機会を作る

人は皆、居心地の良い落ち着いた暮らしの中で適度な刺激を受けると気持ちが高揚し、とても気分が良くなります。
アルツハイマーの人にとってもそれは同じです。
住みなれた穏やかな暮らしの中で、音楽を聴いたり、一緒に歌ったり、外の空気に触れて自然を眺める・・・などといったことは、適度な刺激となります。

また、楽器を演奏したり、絵を描いたり、手芸をするなどの本人が好んで行う趣味もまた、本人の心に良い影響を与え、脳を活性化させるのに役立つものです。
趣味に打ち込んでいる時は心が動きだし、もっと上の段階へ、次の作品へ、などとといった意欲も湧いてきます。

より良い刺激に出会えるように、機会を持たせてあげて下さいね。

● 介護者も心にゆとりを持つようにする

アルツハイマーの初期症状のうちは、介護もそこまで苦労するものではありませんし、まだまだ毎日穏やかに生活できます。
しかし、初期症状から本格的な認知症へと移行していき始めると、それに伴い介護の負担も大きなものになっていきます。

家事や仕事と介護を全て完璧にこなすことはとても難しいものです。
全てに追われると心のゆとりがなくなり、介護をしている方も身体や心を壊しかねません。

介護する側の心のゆとりがなくなると、問題行動を起こした本人を叱りつけたりするなどをして、本人の心の安定を失わせ、ますます病気を進行させていく恐れもあります。
介護する人の心のゆとりの有無によって、病気の進行も左右されるといっても良いでしょう。

アルツハイマー患者の介護を、一人で背負いこむには無理があります。
家族が全員で介護を分担し、また、自治体や施設の介護サービスを利用するなどをして、介護する側も休息できる時間をできるだけ作るようにしましょう。

アルツハイマー病は、初期症状で発見できれば治療によって進行を抑制できる病気です。
しかし、治療ですぐに完治するものではなく、治療中も患者との日々の生活は続いていきます。
本人と介護する側が穏やかに暮らせる日々が長く続くよう、心にゆとりを持ちましょう。


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カテゴリー:家族の対応