アルツハイマー病の原因:アルツハイマー病の初期症状と予防

アルツハイマー病の原因(いくつかの説)

アルツハイマー病の原因についてはこれと言ったものは無く、様々な要因が重なって発病していくと言われたり、脳の異常によって発病するなど、いくつかの説があります。

● βアミロイド(ベータアミロイド)蓄積説
アルツハイマーの原因で一番有力な説です。
タンパク質の一種であるβアミロイドが脳内組織に蓄積することによって脳の神経細胞が死滅し、大脳皮質が萎縮するために痴呆症状があらわれると言われています。
正常な人の場合、βアミロイドの合成や分泌は酵素によって分解されますので脳内に蓄積することはありませんが、加齢に伴って分解機能が衰えるために、分解されなかったβアミロイドが蓄積していくようです。

アルツハイマー病での脳の状態

アルツハイマー病患者の脳の中ではどのような変化が起こっているのか?
ここではそれをお話しします。

まず、脳内で一番顕著に見られるのは、大脳皮質の萎縮です。
アルツハイマー病になると、頭頂葉や側頭葉を筆頭に脳全体が萎縮していきますので、成人の一般的な脳の重さは1,400グラム前後ですが、アルツハイマー病を発症してから10年経過後に脳の重さを量ると800~900グラム以下になっています。